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3/12(木) 講演レポート「IoT時代のセーフティ&セキュリティ」

昨日、御茶ノ水ソラシティで開催された「組込みセキュリティ&セーフティフォーラム」を聴講してきました。13時頃までしか居られなかったのですが、聞きに行って良かったなと思う内容だったのでレポートを書いてみます。

基調講演
「IoT時代のセーフティ&セキュリティ」
パナソニック株式会社 全社CTO室 ソフトウェア戦略担当 理事  梶本一夫氏

パナソニックにおけるセーフティやセキュリティへの取り組みを時代を追って紹介していくと共に、これら技術の動向を説明されました。家電を提供する上でセーフティやセキュリティに長く取り組んでいて、1929年!の電気コタツ第一号がその始まりとだそうです。サーモスタットと温度ヒューズを組み込むことで二重安全を実現したというお話でした。確かにコタツには熱くなりすぎないような仕組みがありますよね。

現在のパナソニックには社内にホワイトハッカーがいらっしゃって、ネットにつながる家電は全てハッキングによる脅威分析を経てから出荷されるそうです。脆弱性が発見された時に対応する部門も2010年に立ち上げたとか。

有明のショールームでは、2020年の暮らしを展示していて、洗面所の鏡に生体情報を計る機能があったり、家の中にエージェントが居て会話しながら家事をしたり、レジャーの計画をしたりといった様子を体験できるそうです。エージェントとの対話については、音響の技術を活かして音声認識しているという解説でした。

IoT時代には協調が非常に重要で、ライフスタイルによって大きく使われ方が変わる家電はその寿命(1年ごとに買い替えるのか、10年~15年もつのかなど)によって専用のインターフェースが出来てしまいがち。しかし、IoTの実現においては、つながるがゆえに一社だけではセーフティ&セキュリティを保証できないとのお話もありました。様々な団体が世界中に乱立し、デファクトを狙って動いているとのことでした。自動車の次期OS(オープンソース)についても、AGL、TIZEN、AndroidAutoなどがあるそうです。

セーフティ、セキュリティ技術の最新動向として、技術を分類し、たくさんの例を挙げてお話されていました。面白かったのは、人間行動解析技術で、三つの例はいずれもイスラエルの会社だそうです。

  • タッチパネルの操作など(指の動き)、人の癖から個人を認証することで、人のふりをするマルウェアを検知する技術
  • 人事DBと重要情報DBを元に、社員のアクセスパターンと組み合わせて不正行為のリスクが高い人を発見する
  • SNSのテキストや写真を分析し、テロなど不法行為の時間や場所、ターゲットを予測する「テロジェンス」という名称の技術
他にも、システムはダウンすることを前提として対応するレジリエンスや耐タンパ化(同じ実行結果を導くが、解読できないような難しいプログラムにするなど)、静的解析などの説明もありました。
有明のショールーム、行ってみたくなりました。

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