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(セミナー報告)2/14、海外市場展開における知的財産対策(基礎編)

先々週になってしまいましたが、JETRO(日本貿易振興機構)関東が主催する知的財産に関するセミナーに参加してきました。

国際化セミナー 「海外市場展開における知的財産対策 (基礎編)」
(共催の茨城県中小企業振興公社のサイトで案内のPDFが開きます。)

JETROの知的財産専門家、服部正明さんが講師で、知的財産権に関する基本知識から冒認登録や模倣品など、実例を挙げた侵害対策の紹介などでした。様々ある知的財産権の中でも、産業財産権と言われるのは特許、実用新案、意匠、商標で、特に東アジアでの商標出願や侵害の例について詳しい解説があったのが良かったです。

産業財産権は、権利化したい国ごとに出願および登録の必要があり、登録されて初めて保護の対象となります。ただ、登録された特許や商標、意匠は現地国の管理機関で情報公開されるため(国によって出願後、登録の前に公開されるところもあります)、例えば他者に教えたくないノウハウや営業秘密などは、権利化によりどういう状態になるのかよく考える必要があるとのことでした。たいていの国では先に出願した者が優先される先願主義がとられていて、長く先使用主義だった米国も法改正により今年の3月から先願主義を採用します。

特許や意匠の新規性(今までに知られていない)は学会での発表や展示会でのお披露目によって失われるため、いつ出願するかが重要です。商標は他との差を識別できれば良いだけなので、いつでも出願できます。

中国では平仮名、カタカナ、アルファベット、漢字のいずれでも登録できるそうです。ただし、日本語のカナは記号として扱われるため、それぞれを分けて登録するのが良いとの話でした。日本語(カナ)、英語(アルファベット、中国語(漢字)をまとめて登録した場合、三つを併記していなければ登録商標を使用しているとは見なされず、不使用請求の対象になる可能性があるそうです。

後日自分で調べて興味深かったのは、中国では「色彩の組合せ商標」というものがあり、複数の色のみで構成される商標だそうです。
参考: 特許庁 新興国等知財情報データバンク
国別・地域別情報     中国・出願実務 「中国における商標の色彩の判断

JETROでは、海外における日本企業の知的財産対策を支援するため、情報提供や相談窓口を開設しています。予約すれば専門家への相談もできるので、上手に支援を活用していきたいと思いました。

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